中央区のグッドデザイン賞受賞マンション♪

こんにちは。

グッドデザイン賞はご存じでしょうか。

日本では、かなり知名度のある賞だと思いますが、実は、建築物も数多くこの賞を受賞しているのですよね。

分譲マンションも毎年受賞物件がありますが、グッドデザイン賞を受賞しているマンションがどのような物件なのかを捉える際には注意点があります。

グッドデザイン賞は、その年に企画・販売されたり、竣工したマンション全ての中から、審査員が相対的にデザインが優れたマンションを選んでいるわけではありません。

そのマンションの事業主やデザイナーが、原則としてまずお金を支払って賞にエントリーし、その上で、一定の基準を満たしているかどうかを、審査員が審査し、受賞するか落選するかが決定する賞であるということです。

つまり、受賞しているマンションのデザインが、受賞していないマンションよりも相対的に優れているわけではありません。

この点にはご注意くださいね。

さて、中央区では、過去にどのような分譲マンションが、グッドデザイン賞を受賞してきたのでしょうか。

まとめてみました。

中央区内では、過去に9物件がグッドデザイン賞を受賞しています。

2000年にセンチュリーパークタワーが、麻布霞町パーク・マンションというマンションとともに分譲マンションとして初受賞して以来、2～3年に1件のペースですね。

知っているマンションも、あまりよく知らないマンションもあるのではないでしょうか。

それぞれのマンションがどのような点を評価されて、グッドデザイン賞を受賞するに至ったのか、グッドデザイン賞の公式HPに掲載の内容を参考に、ご紹介いたします。

グッドデザイン賞公式HP：GOOD DESIGN AWARD (g-mark.org)

中央区湊三丁目18番15号

東京メトロ有楽町線「新富町」駅徒歩7分

2004年受賞

受賞企業　ベイスボックス株式会社

総戸数7戸

地上8階建

室内内装自由設計など、小規模マンションだからこそできる住まい手に寄り添った商品企画が評価されました。

中央区日本橋人形町2-21-4

東京メトロ日比谷線「人形町」駅徒歩2分

2014年受賞

受賞企業　株式会社アスコット

総戸数18戸

地上10階建

建物全体に通じるデザインの造りこみや、商業性を犠牲にしながらも各階天高を最低3ｍ確保する企画により、新たなライフスタイルが提案されている点を評価されました。

中央区月島3-26-1

東京メトロ有楽町線、都営大江戸線「月島」駅徒歩6分

2014年受賞

受賞企業　株式会社コスモスイニシア、ダイワハウス工業株式会社東京本店

総戸数77戸

地上10階建

各部屋間で行き来できる箇所を増やしたり、引き戸を多く採用したりすることで、各部屋の独立性を薄め、室内全体に連続性、可変性をもたせており、様々な住み方を想起させるきっかけを与えてくれる間取り企画となっている点が評価されました。

⑦ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス

⑧ザ・パークハウス晴海タワーズ　クロノレジデンス

中央区晴海二丁目3番30号

都営大江戸線「勝どき」駅徒歩11分

2016年受賞

受賞企業　三菱地所レジデンス株式会社、鹿島建設株式会社

総戸数883戸

地上49階建地下2階付

ザ・パークハウス晴海タワーズとしてティアロレジデンスとクロノレジデンスが同時受賞。長期的な建物維持管理を考慮した建築設計としつつ、ツインタワー企画の場合、同デザインの建物を2棟並べることが多い中、あえてそれぞれの外観に異なるコンセプトを持たせた意匠が、ウォーターフロントに相応しいと評価されました。

2棟の異なるデザインのテーマは、クロノレジデンスが「織り布（Weave）」、ティアロレジデンスが「折り紙（Origami）」でした。