解体も必要?古家付で土地を売却するメリット・デメリット
古家付で土地を売却する場合、買い手が見つかるのか不安になる方もいらっしゃるでしょう。
まずは、古家付で土地を売却するとはどういうことなのかを理解しておくことが大切です。
そこで、古家付で土地を売却する場合のメリット・デメリットや、解体したほうが良いケースについてご紹介します。
古家付で土地を売却するメリットとは?
古家付で土地を売却する主なメリットは、以下のとおりです。
●家屋の解体費用がかからない
建物を取り壊して更地にする場合、解体費用がかかりますが、古家付で土地を売却することで解体費用をかけなくて済むようになります。
●固定資産税を節税できる
土地の上に家屋が建っている状態の場合、「住宅用地の軽減措置特例」が適用され、固定資産税や都市計画税が減税されます。
古家を解体した場合だと、この特例を受けることはできません。
なお、解体直後に税金が上がる仕組みではなく、その年の始まる1月1日時点で建物があるかどうかがポイントになります。
●引越し後すぐ引渡しができる
居住しながら売却する場合で、解体をして売却をする条件の契約を結ぶと、引越し後建物を解体してからでないと、引渡しができません。
しかし、古家付の条件で売却する場合は、引越し後にすみやかに引渡しをおこなえます。
古家付きで土地を売却するデメリットとは?
古家付きの土地を売却した場合、売主には下記のデメリットがあります。
●売却価格が安くなりやすい
古家付きの土地を売却する場合、結局は買主が負う解体の手間や費用を見込んで、その分を差し引いた価格で取引される可能性が高いです。
売主は自身で解体する手間や費用はかかりませんが、手元に残るお金で比較すると、大きく得をするということにはならない場合が多いです。
●買い手がなかなか見つからない
あまりに見た目の印象が良くない建物の場合は、その不動産全体のイメージがあまり良く感じられないことによって、買い手がなかなか見つからないこともあります。
また、もともと更地を購入したい方には、古家が付いている土地は購入対象から外れてしまいます。
そんな場合は、古家を解体してから売却する方向へ切り替えた方が良い場合もあります。
古家付きの土地は建物を解体してから売却したほうが良い?
現在、居住している建物なのか、お金を受け取りたい時期の希望はあるかなどで、建物を解体した方が良いケースやしない方が良いケースが変わってきます。
多くは、解体しなくても特にデメリットがないことが多いですが、行政や地区によっては、解体してから売却することで解体時の助成金が出るようなケースもあるため、解体した方がメリットが大きい場合も存在します。
逆に、住宅ローンが残っていたり、建物も含めて何かしらの借入金の担保になっていたりする場合は、債権者の同意がないと建物を勝手に取り壊すことができません。債権者から返済前の建物解体に難色を示された場合は、必然的に古家付で売却をすることになります。
古家付の土地を売却する際は、これらの様々な条件を踏まえて判断する必要があります。相談する不動産会社の担当者に教えてもらいながら、適切な方法で売却を目指しましょう。
まとめ
古家付きで土地を売却する場合、これまでに述べたようなメリット・デメリットや気をつけるべきポイントがあります。
サウザンドハンズ株式会社は、東京都中央区を中心に周辺エリアの物件を数多く取り扱っております。
営業スタッフは、古家付の土地売買の経験も豊富ですので、お気軽にご相談ください。
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