築浅の一戸建を売却するときに押さえておきたいポイント｜中央区の不動産売却

築浅の一戸建てを売却するときに押さえておきたいポイント

大切なマイホームですが、ときにはどうしても売却を考えなくてはならない場合もあるでしょう。
その中でも築浅の一戸建の場合は、通常とは違う点もあります。
そんな築浅の一戸建を早期売却したほうが良い理由や、役立つコツをご紹介します。

築浅一戸建を売りに出す理由を明確にしよう

一戸建を売ることになるきっかけにはさまざまなものがあります。

とくに築3年から5年ほどの築浅一戸建てとなると購入検討者側もなぜ売却したいのかと理由が気になる方も多いのです。
築浅で売却する理由としては、急な転勤や離婚、親の介護が必要になった、またはローンの支払いが厳しいなどの経済的な原因がほとんどです。
理由をはっきりと伝えることは、購入検討者が納得して前向きに一戸建ての購入を検討することにつながります。
また住宅の買主を守るために、売主が契約不適合責任を負わなくてはならないという制度があります。
住宅に欠陥がある場合は必ずその旨を伝える必要があり、怠ると契約解除や、場合によっては損害賠償請求を受けることになります。
売主が気づかなかった部分も対象となるため、売却前に欠陥がないかを細かく確認しておきましょう。

不安な場合は、建物の状況調査（インスペクション）をおこなってから売却をするのも一つの方法です。

価格が下がる前になるべく早く売却するメリットとは

一戸建ては築年数と比例して相場が下がる傾向にあり、築年数が経てば経つほど価格は下がりやすいです。
築15年まで1年経過するごとに、毎年5％ずつ建物の資産価値が下がっていくという調査結果もあります。
基本的に土地の資産価値は下がらないので、建物の築年数につれて価格が下がることは避けられません。
そのため売却を決めたら、なるべく早く売却することが望ましいのです。

ただし、近年は、不動産市況全体が上昇したことにより、築年数が経過することによる価値減少を打ち消したり、それ以上に価値が上昇するケースもあります。

しかしながら、一部の超好立地物件などを除いて、常に右肩上がりということは中々考えにくいですので、原則としては、迷うのならば築年数の浅いうちに売却をした方が良いといえるでしょう。

築浅の一戸建てを早く売るためのコツとは

手放すことを決めたら価格が下がる前になるべく早く売却したいと考えるでしょう。
そこで早く売るためのコツをご紹介します。
築浅の場合、適正価格で売り出すことは非常に重要なポイントです。
その土地での相場があるので、築浅だからといって高くしすぎては売れません。

新築の物件とも比較されますので、適切な価格設定とするためにも、周辺の売り出し物件の情報はチェックしておくようにしましょう。
しかしながら住宅ローンを残しては抵当権も抹消できないため、諸経費を引いた金額にてローンを完済できるかを確認しておきましょう。
さらに購入から時間の経過していないものであれば、エアコンなどの住宅設備を残したほうが有利な場合もあります。
次の住まいで使用しないのであれば付けたままにしておくのも良いでしょう。
内見した購入希望者から残してほしいと言われた場合は交渉して決めることもできます。
また売却後の税金対応も忘れてはなりません。
住居としていた一戸建てを売却した場合、その他一定の条件を満たすことで、譲渡所得から最大3,000万円の特別控除を受けることができます。

仮に購入時より高く売れた場合に、利益（譲渡益）から3,000万円を控除して税額計算が認められますので、利益が3,000万円までであれば、税金がかからないということになります。
控除が受けられる場合は、忘れずに準備してから確定申告をおこないましょう。